お日様が山の向こうに隠れると急に肌寒くなってきた
風に揺れる花が気の毒におもえてくる
「こんなところで寒くはありませんか?」
「このあたりは、毎年こんな感じじゃないでしょうか」コスモスがこたえる
「なにか羽織るものがあればいいのでしょうけど」
「ありがとう大丈夫ですよ、いつもこのままなのです
まわりの木や花たちもそうですよね」
「たしかに、そうですが」
「冬には葉をおとしてじっと隠れていますからさほど寒くもありません
春はナマッタからだをゆっくりじんわりと戻していきます
夏は好きな季節です、思いきり葉を伸ばしていっぱい光を浴びます」
「そういうものですか?」
「そういうものです」
「ありがとう、さようなら」
「ごきげんよう」
遠くの山並みから三日月が顔を出す
ゆっくりと確実に歩みをすすめる
つづく
というわけで、写真がよいのに全然関係ないカレーやニャンコの話題はどうかというご意見をいただき
ムーディーにポエムなものを書こうと思ったのですが思い浮かばず
短編小説みたいになりました、ちょっと説教くさかったかな
疲れた